大型ウインドシールドとフルフェアリングを備えた Ninja H2 SX はウインドプロテクションを大幅に高め、ロングライドにおけるライダーの快適性に貢献しています。スポーティなスタイリングに加え、風の流れを考慮したボディワークは、高速道路走行時にも効果を発揮します。

人間工学に基づいて設計されたフロントシートは、長時間座っていても疲れにくい快適な座り心地を実現するとともに、スポーツライディング時に体重移動が必要な際にも動きやすい形状としています。フロントシート、およびパッセンジャーシートの幅を広めにとり、形状、厚み、密度を見直すことで、ライダーとパッセンジャーの快適性を高めています。

純正アクセサリーのパニアケースを、簡単に脱着できるクリーンマウントパニアシステムを採用しています。パニアケースをNinja H2 SXに装着すると、車体後部のボディラインとパニアケースがシームレスに繋がるのはもちろん、ケースを取り外してもマウントシステムが目立たず、車体後部の美しいデザインを損ないません。

LEDコーナリングライトは、左右のサイドフェアリングに組み込んだ、それぞれ照射角度の異なる3つのライトをセットしたシステムです。車体の傾きに合わせて、自動的に点灯するライトが切り替わります。ヘッドライトでは照らすことができない、コーナーの内側を広く照らし、夜間走行中のライダーの視界を広げます。

KTRCとパワーモードを連動させたインテグレーテッドライディングモード。「SPORT」「ROAD」「RAIN」のメニューに加え、「RIDER」ではライディングシーンや好みに合わせて、トラクションコントロールやパワーデリバリーを任意に設定することが可能です。

クラッチレバーに触れることなくシフトアップ/シフトダウンが行えるクイックシフターを装備。スムーズな加速・減速ができ、市街地やワインディングロードなどシフト操作を多用する場面でも、ライダーの負担を軽減します。

Ninja H2 SX SEでは、KECSが路面や走行状況に応じてリアルタイムに反応し、前後サスペンションに理想的な減衰力を提供します。幅広いライディングシーンで快適な乗り心地を提供するしなやかさと、スポーツライディングを容易にするしっかりとした減衰力の両方を兼ね備えています。ロードモードにはサスペンションシステムを提供するショーワ製スカイフック式EERA (電子制御ライドアジャスト) テクノロジーを採用。路面状況やスロットル操作にかかわらず、落ち着いた乗り心地を提供します。

車体前方に設置したレーダーセンサーが、前方を走行する車両との距離と速度をモニターします。先行車に接近し、現在の速度を維持したままでは衝突の危険がある場合、インストゥルメントパネル上部の赤色LEDランプを点滅させ、TFTディスプレイにも警告メッセージを表示することで、ライダーに危険を知らせます。ライダーはEarly(早く)、Medium(中間)、Late(遅く) の3種類から、好みに応じて警告を発するタイミングを設定することができます。

車体後方に設置したレーダーセンサーが自車の後方を監視。後方から接近してくる車両の存在を知らせます。接近車両を検知すると、リヤビューミラーに内蔵されたLEDが点灯。その状態で、ライダーがウインカーを作動させ車線変更の意思を示すと、リヤビューミラー内蔵のLEDが点滅し、ライダーに注意を促します。

車両が停止し、かつライダーがブレーキをしっかり掛けたとき、VHAがリヤブレーキのみを作動させ、その状態を維持します。VHA作動時は、ライダーのブレーキ入力無しでもブレーキ効力を維持します。

急制動時にESSがブレーキランプを高速で点滅させ、後続車に急減速していることを知らせます。

オートハイビームは、前方車両のライトや街灯などの明るさを判断し、必要に応じてハイビーム/ロービームの切り替えを自動で行います。

カワサキの新しいスマートフォン用インフォテインメントアプリ「Kawasaki SPIN」は、サードパーティ製アプリケーションをコックピットのTFT液晶インストゥルメントパネルに表示し操作することができます。

KIPASSは、ポケットに入るコンパクトなキーフォブ (携帯用イモビライザー) を携帯したライダーが車両に近づくだけで、メインスイッチとステアリングロックを遠隔操作で解除することができるシステムです。キーフォブはライダーがジャケットやパンツのポケットに入れたままでも作動するため、乗車時にキーフォブ本体を取り出す必要はありません。キーフォブは、イモビライザーキーと同様、それぞれ固有の信号を持つため盗難防止にも有効です。キーフォブに内蔵されたインターナルカット式フリップキーは、燃料タンクキャップの開閉やリヤシートの取り外しに使用します。

TPMSは走行中のタイヤの空気圧を常時モニタリングし、異常を検知した場合は警告を表示。ロングツーリングでのライダーの安心感を高めます。