エンジンを強度メンバーとして使用する、ダイヤモンド (高張力鋼トレリス) フレームは、軽量化を果たしながら高剛性を実現。また、サスペンションセッティングを見直し、優れたハンドリング性能に磨きをかけています。

フロントブレーキには、ブレンボ製のø300mmフロントディスク、M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパー、ブレーキパッドを装備。加えてニッシン製ラジアルポンプ式マスターシリンダーを採用し、レバー操作時のリニアな動きを実現。正確なブレーキコントロールを可能にしています。また、ステンレスメッシュ製ブレーキホースが、高いコントロール性に貢献しています。

伸側減衰力とプリロード調整機構を備えたø41mmの倒立フロントフォークは、プログレッシブなサスペンション特性で優れたショック吸収性を発揮。高いフィードバック性能により信頼性の高いスポーティなハンドリングを実現しています。

プリロード調整と伸側減衰力の無段階調整が可能なホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンションを採用。優れたトラクション特性に加え、快適な乗り心地も提供します。リモートプリロードアジャスターを装備したオーリンズ製S46リヤショックは、しなやかな乗り心地を実現しています。

チューブ状に光るLEDテールライトには導光技術を採用。シャープでエッジの効いた近未来的スタイリングを実現しています。

「Z」ロゴが刻印されたヘアライン加工のアルミニウムシュラウドを装備。キーシリンダー周辺にはマットシルバープレートで、洗練された金属の質感を付与。シートのリヤ部分にはカワサキロゴがエンボス加工されたアルミニウムオーナメントが付属しており、全体の高級感を高め、所有感を向上させています。

新しいフロントシートは前部がスリムで後部がワイドな形状となっており、後部のウレタンを厚くすることで、座り心地を向上させています。左右のシート端は丸みを帯びており、足つき性を高めています。シートの座面はよりフラットになり、クルージング時やスポーツライディング時に体重移動がしやすくなっています。

カワサキの先進的なトラクションコントロールシステムは、滑りやすい路面などさまざまな状況において安定した車体の挙動維持をサポートするとともに、スポーツライディングでのパフォーマンスを強化。モード1はシステムの介入が最も少なく、コーナリング中のトラクション維持をサポート。スポーツ走行を想定した設定で、後輪へ最大かつ最適な駆動力を提供し、コーナー出口での加速を容易にします。モード2はモード1と比べシステムの介入が強く、スポーツライディングのサポートとライダーの安心感向上をバランスさせた設定としています。モード3では、滑りやすい場所 (踏切やマンホールカバーなど) や悪路 (濡れた舗装路、石畳、砂利道など) などでも出力を制御するため、安心して走行することができます。また、滑りやすい路面での発進時でも、ホイールスピンを抑えることができます。

手元のボタンで好みの速度を設定すれば、スロットルを操作することなく、一定の速度を維持走行が可能となり、リラックスしたクルージングを行うことができます。

専用のスマートフォンアプリ『RIDEOLOGY THE APP』を使用することで、モーターサイクルライフを豊かにする多くのインタラクティブな機能を提供しています。最新バージョンの「RIDEOLOGY THE APP」には、音声コマンド※機能が搭載されており、ライダーはスマートフォンに触れることなくモーターサイクルの設定やGPSルートの設定などをすることが可能です。また、本モデルは「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」と連携することで、ターンバイターンナビゲーションをインストルメントに表示することができます。